下がるほど 人は見上げる

日蓮宗妙見宮 海上山 妙福寺
一昨日に続き今日は千葉県銚子に鎮座する東海鎮護の神 北辰妙見大菩薩像がお祀りされている妙見宮 緑の聖地を参拝して参りました。
 
皇室 菊の御紋をはじめ、豊臣家、徳川家の家紋があしらわれた本堂は実に壮大で、龍神の瀧の音は身心を浄化してくれます。

今日はそんな境内にある寺門の理念についてお話しさせてもらいます。

しかし今日も都内の感染者は多いですね。
しかもイベント開催は緩和の方向。。。。
すみません。いきなりの脱線です。(-_-)

「心の教育」としてその発展拡充に努めておられる先師の理念、お言葉です。

• 子は親の言う通りにはならず。
• 子は親のする通りになる。

"いう" とは言葉で、その時々で如何様にでも繕うことができますが、"する" とは実践して行く姿で、隠す事は出来ません。

子どもに残す最高の財産は物ではなく、親がどう生きようとしたのか、その姿を見せる事なんだとそのお言葉に感動しました。

子どもを範とし、子どもを拝む姿がそこにあるんですね。時代に沿った理念と感じます。
また古来より家を重んじてきた日本人の観念、その底辺に存在した 親子の絆・家族の絆 も、今や断ち切れんばかりの状態で、家族の分散化は更に進み、継承を基とする家の体系はもう昔の遺産、崩壊しつつある存在価値となっているのは非常に残念です。。(^_^.)

どれだけの情報が我々の血液、細胞の中に積み上げられているのか、ちょっと計算してみました。皆さんのDNA.

私たちは例外なく二人の親から生まれてくるのですが、その両親もまた、それぞれの両親から生まれています。いわば生命の絶対的法則すなわち宇宙の法則です。そうした中で私たちは更に子孫を残していきます。そして、子孫達も同様にまた子孫を残して行くのです。ちなみに、一人の先祖を1代遡ると両親の2人、2代遡=6人、3代=14人、4代=計30人のご先祖様に遡ります。
それが10代だと2046人、30代遡ると何と10億人を超えました。(^_^.)

まだ計算しますか。。? (-_-)

そうしたご先祖様を極限まで遡ってみますと、38億年前の原始生命体を飛び越えて、137億年前の宇宙の起源にまで遡る事ができました。つまり私たち一人一人のDNAには、無数のご先祖様とあらゆる宇宙の記憶データーがレコードされていると言う事になりますね。(^^)

話しを戻します。
そんな時代を見据えて歴代の先師は、今を生きる姿勢、どう生きるのかをお寺ならでは方便、模索をされています。

「寺は死んでから来る所じゃなく、生きている内にこそ、心の拠り所として来てもらう」と "ドキッ !! 。その通りだと思います。(^_^.)
ちなみに妙福寺境内には龍神の瀧があり、瀧行を行っているそうです。ネット情報から若者達が足を運んでいるようですね、私はちょっと髪の毛が心配で無理です。

こちらはご住職からのお言葉です。
◎過ぎ去れるを追うことなかれ
◎いまだ来たらざるを念ことなかれ
◎過去はすでに捨てられたり
◎未来はいまだ到らざるなり
◎ただ今日なすべきことを熱心になせ
◎明日死のあることを知らんや

これが釈尊の教えの原点であり、僧侶自身がまず実践すべき事。人生は今という時間、
ここという空間がすべてであり、いま・ここを間断なく生きる、いま・ここに全力を尽くす。お釈尊様の教えられた生き方です。
この精神こそが、現代社会で語られる松下 幸之助の考えとリンクしているんですね。(^_-) 今でしょ ! を再認識させられました。
             
ところで「 下がるほど 人は見上げる 」とは 樹齢800年と言われる大藤棚 ( 臥龍の藤 ) のお姿で、紫の花すだれ、花房が1.9メートルにも達する事から、そのお姿を見上げるんですね。まさに現代、そしてこれからの時代、
落込む事なく上を見上げて進みましょう。(^_-)-☆と言う事ですね。

臥龍の藤は本堂へ向かう途中、龍神の瀧を渡る太鼓橋を渡った先、左側です。
残念ながら開花の時期は例年5月の第1週目~来年この時期に妙見宮千部会大祭ご祈祷も受付しておられますので、是非この時期にご参拝いただく事をお薦めいたします。

お読みいただきありがとうございました。
\(^o^)/ 

2020/07/10

Earth Wind Wave

人の記憶を意識する主体「心」 現代社会を幸せに生きて行くには、 自分らしい人生のビジョンをしっかりとイメージし具現化する。その方法を探究しています。融合と統合、宇宙の法則や量子場の観察、日本古来より伝わる言霊の叡智、これらを活用し、参考文献をもとに情報提供をしています。また東洋医学の観点より食の安全、旬の食材の話題にも取り組んでまいりたいと思います。 どうぞ宜しくお願いします。 中田ジュン

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